てんかんと学校の成功(EPASS)研究


てんかん (CWE) を持つ子供は、しばしば、学校の成績に影響を与える可能性のある注意、行動、または学習困難などを持っています。教師がてんかんの知識がなく、発作への対処法について訓練を受けていない場合、これはさらに困難におちいる可能性があります。このような状況は、てんかんを持つ子に対する否定的な態度や偏見の増大につながる場合があります。


研究によると、教師にてんかんに関する情報を提供すると知識が向上し、教室での 発作を持つ子へ のサポートに役立つことが示されています。ただしこれらの教育プログラムは時間がかかる傾向があり、訓練を受けたインストラクターが必要です。この研究では、EpLinkの研究者がチームの一員となり、簡単なビデオを見ながら情報冊子を読むことで、教師のてんかんに関する知識が向上するかどうかを検討しました。


研究者らは、オンタリオ州ロンドンにあるウェスタン大学に在籍する現職の教師をトレーニングプログラムに招待し、てんかんと発作、さまざまな種類の発作、応急処置と救助薬、てんかんの精神的、社会的、行動的な影響についての10分半のビデオを視聴してもらいました。また、ビデオの内容をまとめた小冊子が先生方に配られました。


57 人の教師がトレーニング セッションに参加し、セッションの前後にてんかんの知識に関するアンケートに回答しました。75%の教師がトレーニングビデオを「適切」または「優れている」と評価していました。研究者らは、研修後、てんかん、発作の安全性、併存疾患に関する教師の知識が向上したことを明らかにしました。また、先生方は、教室で発作が起きたときに対処する心構えができたと報告しました。


本研究では、簡潔で費用対効果の高いトレーニングビデオによって、てんかんに関する教師の知識や、発作を持つ子達が教室で直面する可能性のある課題を改善できることを示しています。このツールキットは、教師が子供をよりよくサポートし、子どもが社会的・学業的ニーズを満たせるようにするのに役立ちます。

翻訳元:https://eplink.ca/2021/06/research-update-epilepsy-school-success-epass-study/?fbclid=IwAR3DO-KSEC-PeJ_RUXdMdv0wx1gg7L5kRfievNDSPhFM0iy_qBRUX46E_N4

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