世界初、てんかん発作の発生前に警告を発する装置をMJNが発売
スペインの革新的な企業が、てんかん発作の発生を予測できるヘッドセットを発表しました。
スペインの企業が、世界で初めててんかんを検出する装置を開発しました。それは、てんかん発作の危険度を評価するヘッドセットを開発したMJN社です。同社は現在、投資家からの資金調達を目的としたクラウドファンディングを実施しています。
世界の人口の1~3%がてんかんを患っていると言われています。つまり、5,000万人から1億5,000万人もの人がこの病気に苦しんでおり、そのうちの30%は薬に耐性があるということになります。
そのために、MJNは発作のリスクを評価できる技術的なソリューションを考案しました。これは、Bluetoothでモバイルアプリケーションに接続するヘッドセットです。この電子機器は、ユーザーごとにカスタマイズすることができ、またイヤーモールドには、外耳道を通じて脳の電気的活動を記録するセンサーが搭載されています。
このデバイスの主な機能は、危機に陥る1~3分前にユーザーに警告を発することです。そのためには、Mjn-Neuro社が特許を取得しているアルゴリズムを使用し、特定のパターンを作り出すことになります。また、アルゴリズムは各ユーザーから学習するので、時間が経てばより正確で効果的になります。
4年間で開発
Mjn-SERAS装置は4年間で開発されました。この間に、14人のチームに成長しました。このチームには、非常に協力的な顧問委員会と強力な科学顧問委員会があります。また、ISO13485認証、欧州向けのCEマーキングを取得し、米国での販売に向けてFDAと連携しています。
この装置の結果を受けて、アルツハイマー病などの他の病気でも同じことをすることを検討し始めている。それ以外にも、カタルーニャの会社は、すでに欧州委員会、EIT Health、スペインの組織に新しいアイデアを提示しています。
同社のウェブサイトでは、技術開発を理解するのは「社会的影響がある場合のみ」と強調しています。したがって、得られた収入の大部分は研究開発プロジェクトに、また別の部分は社会貢献活動に割り当てられています。
翻訳元:https://cincodias.elpais.com/cincodias/2021/06/03/pyme/1622753034_749863.html
